おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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1月の読書

 元旦のおみくじで、「目標は早めの決断を」というので、
飽きもせず五段受審の申し込みをしたんですが、
駄目ですな、全然そちらに気が向いていない。
ただまあ、読むこと坐ることは続けていますよ。

五段の方は、週一で大人の稽古最後の20分位
(3時間は道場に居るのに子どもの相手をしていると
自分が竹刀振れる時間はだいたいそんなもん)
出来たらいい方なんですが、それにしても「これ」といったものが掴めない。
私の剣道は、「大きい剣道をしているから、当たる当たらないは気にしなくていい」
と言って頂くことが多いのですが、
それにしたってこう決定打が取れない続きじゃ首を捻りたくもなるわな。
「君の剣道は、四段の実力はもう十分にある。
だけど五段になるには、更にその中で光る強さ、説得力を持たないと。
君はまだそこに至っていないのは、自分で分かるだろう?」
と師範に云われましてナ。
そこは分かってんやで!
それをどしたらいいのん?ってのが分からんのさ!!


1月の読書
読んだ本の数:8
読んだページ数:1256

ルソーとの散歩 (1980年) (白水叢書)ルソーとの散歩 (1980年) (白水叢書)
満喫。大当たりの1冊だった。
私はオスカル様が読んでいたから、という理由でルソーを読み始めたのだが、著者の今野一雄さんは心酔していた藤村の作品の前にルソーの一文が引用されていて、その読解がしたくて、それが率いては仏文翻訳者になったきっかけなのだそうだ。藤村も藤村でルソーにはまったらしいきっかけはあるのだが、それはまあ本文に譲るとして、勝手に親近感を覚えた次第。
学術的に分からない所は素直に「僕には分からない」と書く筆者の姿勢はさりげなく、かつ賞賛に値する。
読了日:01月03日 著者:今野 一雄

石清虚石清虚
『聊斎志異』から翻訳のもの。

読了日:01月06日 著者:国木田 独歩

日の出日の出
とても良い。独歩さんの学校モノは私的に外れがない。新年早々未来に向かって優しい気持ちになる話。
単行本に収録されていない話なの、勿体無いなあ。
読了日:01月06日 著者:国木田 独歩

ミステリと言う勿れ 1 (フラワーコミックス)ミステリと言う勿れ 1 (フラワーコミックスアルファ)
面白かった。舞台劇のように畳み掛ける会話劇。一気読み。第二話の続きが1/27日発売の本誌で読めるそうなので、久しぶりにフラワーズ買う予定。←後編読んだ。面白い。ほぼ室内劇なのに一気に畳み掛けるところがいい。これ、ぜひ実写ドラマでやって欲しい。役者さん泣かせだと思うけど。整君はぜひ渡部豪太君で。
読了日:01月10日 著者:田村 由美

父帰る父帰る
こちらの 朗読 より。
 多喜二の作品は、家族間のつながりと意志の強さが感じられる所が、優しくていい。
読了日:01月20日 著者:小林 多喜二

屍者の帝国屍者の帝国
息子とのお勧め交換本より。う~ん…。登場人物がジョン・ワトソンやカラマーゾフ兄弟やレット・バトラーといった、有名小説の登場人物の競演といった設定は面白い。ただ、謎が謎を呼び、質問を質問で返し、いつになっても本題に入り込めない。やっとちょっと興味を持って読み始められたのは3章の終わりになってからだった。ザ・ワンのやりたい事は分かったが、結局最後まで主人公・ワトソンが何を望んで何を好む人なのか、魂の熱のある所が読み取れなくて残念感が強かった。このあと兄もお勧めというので、一番売れた『虐殺機関』に手を出す予定。
読了日:01月26日 著者:伊藤 計劃,円城 塔

星戀 (中公文庫)星戀 (中公文庫)
星の抱影はいいなあ。ロマンと、愛だ。エッセイと俳句の組み合わせもいい。
読了日:01月28日 著者:野尻 抱影,山口 誓子


小川忠太郎先生の教え小川忠太郎先生の教え
平成28年11月6日荻窪道場発行。非売品なので一般流通されない本ですが良かったので記録として。
読みながら傍線を引いた所。
・本当の正しいのは、絶対の正しいんだから、人と争わないよ。
・稽古は口じゃあ駄目。百錬自得するのがいいってことだから。
・剣道には相手がある。この自分の構えの中に、相手が入っちゃわなきゃいけない。
構えを解いても目に見えない糸で繋がっているんですよ。
これ縁という。それでお互いが仲良くずっと和していってるわけ。
・人を教えるなんていう気持ちが爪の垢ほどでもあるうちは、そこへ行っていない証拠なの。
・その根本は、呼吸だよ。
←久しぶりに道場に行って、子どもたちに話す時に、やたら自分のことを「先生がね」と言っている事に気づく。
今までかなり自戒していたのでやったことなかった筈なんだが、
久しぶりに行って、子どもたちに忘れられてるんじゃないかっていう不安が強いのかな。
全然「そこへ行っていない」と思った。
読了日:01月30日 著者:小川 忠太郎

| 読書録 | 09:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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師走朔日

 恒例の『今年の1番!』開催します。
今年は色々ご無沙汰したままなので、どれだけ集められるか分かりませんが。
それでもね。
誰かと楽しみを共有できたら楽しいじゃない。


11月の読書
読んだ本の数:15
読んだページ数:2261

聊斎志異 (岩波少年文庫 (507))聊斎志異 (岩波少年文庫 (507))
大変面白かった。中国の昔話集のような感じ。人間と他の生き物が会話し、死者と普通に婚姻する。その世界の広さと垣根の低さに感嘆した。独歩さんや、芥川、太宰、中島敦が好んだというのも頷ける。
読了日:11月01日 著者:蒲 松齢


蒲団・重右衛門の最後 (1952年) (新潮文庫〈第310〉)蒲団・重右衛門の最後 (1952年) (新潮文庫〈第310〉)
『重右衛門の最後』だけ。自然描写の解放的な伸びやかさと、地方の閉鎖的な因習とが象徴的な一本だった。この明るさと暗さの同居、思っていたより自分には好みだ。
読了日:11月01日 著者:田山 花袋


河童 他二篇 (岩波文庫)河童 他二篇 (岩波文庫)
正直、表題作はよく分からなかった。
『蜃気楼』はいい。丁寧な生活描写。透き通った空気の匂いがする。作者自身の今後もちらついていてぞっとするではないか。
『3つの窓』の方は、その世界にいなけりゃ分からない閉鎖された人間独特の空気が読み取れる。誰もその場に居なけりゃ本当のことなんて分からないのだ。
読了日:11月02日 著者:芥川 竜之介


黄金の林黄金の林
独歩『親子』、治子『破産』収録。
画像が荒く読みつらいが、短編なので頑張れるか。『破産』は筑摩の明治文学全集82でも読むことが出来る。
『親子』は、お信さんの親とこうして邂逅したかったのであろうなあ、との思いが切実に感じられる作品。
『破産』も独歩社のことをそのまま書いているので、当時の和気藹々とした明るい社風と、会社創立時の借金が膨らんで追われていく様がよく分かる記録作品。岡村とその周りに人たちが優しくていい。
読了日:11月06日 著者:国木田 独歩 国木田 治子


侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な (岩波文庫)
『侏儒の言葉』の方は、断片的過ぎてよく分からなかった。
『文芸的な~』の方はまだ幾らか思考が纏まった感じ。途中、犀星や子規が賞賛されるのを見て、彼は短文ではなく究極的に言葉を削っていくことによって思考を感情のまま表現できる、と実験したかったのではないかと感じた。だから言文一致の時節にあれだけごろごろ変化していった国木田独歩を賞賛してるのだ。解説で、朔太郎にに詩人として拒絶されたという話を読んで得心する。私としては、彼の、詩人に憧れ俳人に焦がれて書かれた短編小説が面白いのに、と思ったのだった。
読了日:11月09日 著者:芥川 竜之介


でんでんむしのかなしみ―いのちのかなしみ・詩童話集でんでんむしのかなしみ―いのちのかなしみ・詩童話集
『きつねの窓』ぐらいまではとても面白く読んだが、その後は同系色の作品を集めてばかりだったので少々飽いた。「死」をテーマにしてももうちょっと編集にバリエーションが欲しかった。
白秋の「カステラ」がいい。毛虫の漫画を描いたばかりだったので余りに近くてびっくりした。
読了日:11月09日 著者:新美 南吉,橋本 美代子,宮沢 賢治,吉田 光恵,ならだて なつこ,安藤 由希,北原 白秋,赤城 礼子,田島 稚子,山口 順子,安房 直子,大山 若菜,小川 未明,長森 貴美,鬼塚 りつ子,大林 真紀子


思ふどち思ふどち
まずタイトルの意味が分からなかったのだが、「気の合うもの同士、親友」といった意味だそうだ。自分の意思での結婚がままならなかった時代の女性達の友情が優しくも、悔しい。また、おそらく花袋が一度も合うことのなかった親友の元奥さんを髣髴ともさせる。
読了日:11月12日 著者:田山花袋



別るゝまで別るゝまで
『朝』収録。主人公のモデルは国木田独歩。あああ、これは怖い。可愛さ余って憎さ100倍といった所か。周囲の軋轢から自分達の思いのままに動けず、振られて自信を喪失し、狂気に走っていく様が怖い。
花袋は紀行文とかのんびりした作品のイメージがあったのだが、これはジェットコースタードラマのような展開の早さで、こんなのも書くんだ!と意外だった。身近にモデルが居たからの例外かしらん。
読了日:11月14日 著者:田山 花袋


別れてから別れてから
『朝』収録。これも主人公のモデルは国木田独歩。前作の『別るゝまで』が狂気から来る凶行で終わったのに比べ、新しい恋の始まりを予感させる所で終わる。何でしょう、性格的なものもあると思うが、女性にマメで相手のふっとした所を捉える加藤君、モテたんでしょうなあ。
読了日:11月14日 著者:田山 花袋


温泉めぐり (岩波文庫)温泉めぐり (岩波文庫)
なるほど、国木田独歩に小説の手ほどきをしたのは花袋だというだけあって、温泉版『武蔵野』といった印象を受けた。自然描写が丁寧で映画を見るような美しさ。のんびりゆったり浸らせて頂きました。
読了日:11月15日 著者:田山 花袋


文豪失格 文豪、同人マーケットに出る! ?編 (リュエルコミックス)文豪失格 文豪、同人マーケットに出る! ?編 (リュエルコミックス)
ネットでの連載で読んでいたが購入、面白かったー!文豪ゼミナール編がじんわり。
読了日:11月17日 著者:千船 翔子


長谷川君と余長谷川君と余漱石と二葉亭の出会いと交流を書いたもの。
二葉亭の淡々とした性格が読めて楽しい。
読了日:11月23日 著者:夏目 漱石


鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年
漱石から『赤い鳥』を主催した鈴木三重吉に当てた書簡。漱石の鈴木に対する評価の高さと、遠方に居る知人に対して(身近な者にはしにくい)吐露する心情が驚くほど素直で人柄が偲ばれる。
読了日:11月23日 著者:夏目漱石


自然主義文学盛衰史 (講談社文芸文庫)自然主義文学盛衰史 (講談社文芸文庫)歯に衣着せぬざっくばらんな白鳥の物言いがいい。柳田のつっけんどんさとは違い、当事者ならではの切って切り離せぬものに対する億劫さと嫌気と、愛がある。明治から戦後へ長く生き延びた人の哀切が淡々と語られ、逆算して明治の冒頭に大きな転機を見せた露伴の評で終わる所もなかなか良かった。藤村、秋声、秋江らのファンの人は特に面白いと思う。
読了日:11月25日 著者:正宗 白鳥


あいびきあいびき
文アル読書会の感想公表が今度の木曜なのでそれまで感想空白。
読了日:11月30日 著者:イワン・ツルゲーネフ



 私の『今年の1番!』は公然とばれそうですな。
つまりは今月も独歩さん周りの読書でした。
楽しい・・・。

私信>はじめちゃん、遠からずお返事書きます、いつもありがとう。

| 読書録 | 21:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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霜月朔日

 うぬぬ。
まあ其れ成りに想定していたつもりですが、中々厳しい状況続行中でありまする。
私が焦った所でどうとなるものでもありませんけれども。
国木田治子さんとか高村智恵子さんとか偉いなと思ふ今日この頃。

 坐る方は100呼吸28分いった次の日に10分で気が散ってカウントをロストするとか、
ぎっこんばったんやっておりまする。
でも神経緩和剤呑むより副作用が無くていい。
いい精神安定剤。

 『芸術新潮』11月号北斎特集を買いました。
おまけについてくる北斎漫画復刻版。
暫く絵の練習にコレの模写をしようかと思っていたのですが、
難易度が高くてちょっと躊躇しておりまする。
夫には「買った画集、片端から描かなきゃいけない訳じゃないんだよ?」
と言われるんですが、画集なんて高価なもの、
買ったら写さないとと思う私は根っから貧乏性なんでしょうかね。
毎度結局全部は写しきれなくて力尽きているんですけれども。

10月の読書
読んだ本の数:5
読んだページ数:1319

日本文学史 - 近代・現代篇二 (2011-09)日本文学史 - 近代・現代篇二 (2011-09)
自然主義からの文壇の流れ、作家の思想から生まれる作品の粗筋がまとめて読めて楽しかった。ゲーム文アルに出てくる作家が大勢簡潔に説明されているので、自分の推しのところを読むだけでも楽しいかも。それにしてもこれだけの作品量を、周辺事項まで含めて愛ある情熱で読み潰すドナルド・キーンは凄いなあ!
読了日:10月13日 著者:ドナルド・キーン

ヒャッケンマワリ (楽園コミックス)ヒャッケンマワリ (楽園コミックス)
百閒先生を知らなくても楽しめる。明治から戦前にかけての生活が重層的に描かれていて、淡々と、しかしみっしりした重量感を持って立ち上ってくる。盲目の検校との付き合いは、良かったなあ。
読了日:10月18日 著者:竹田昼

銀河鉄道の彼方に銀河鉄道の彼方に
始めに、ジョバンニと思われる人物が「G※※」と表記され、カムパネルラは「C※※」、では「T※※」は高田三郎?(又三郎)などと賢治パロとして楽しんでいた。その後世界が跳び、読んでいる最中、色んな言葉が私の中を錯綜した。
ソクラテスはプラトンに、その場、その時によって言葉の意味や捉え方はまるで変わるのだから、私の言ったことを文字にするな、と禁じたそうだが、その事を思い出した。
この間『維摩経』の解説で、「何物にも捉われない事」というのを読んだが、言葉が何を指し示すのかさえ捉われない、という世界に驚いた。
『風姿花伝』にある「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり」の事を言っていると思った。
竹西寛子の「もはや記憶の中にしか留まり得ないものは「ない」のか「ある」のか」という疑問の答えに向かっていて圧倒された本だった。
読了日:10月21日 著者:高橋 源一郎

恋する民俗学者 (1) (カドカワコミックス・エース)恋する民俗学者 (1) (カドカワコミックス・エース)
この時代の自然主義を当時の世相も含め実に丁寧に漫画化していると思った。木曜会辺りはよく作品化されているが、江戸から明治への過渡期だった自然文学を描いている作品は少ない。それだけでも貴重で良作だと思う。ただし、厭世観の強い柳田(本作では松岡)を題材にしているせいか、明治の社会的激動と独歩曰くのアンビション(野望論)、書かざるを得なかった作家たちの激情に欠ける所が残念でならない。
読了日:10月22日 著者:中島 千晴

新婚のいろはさん(1) (アクションコミックス(月刊アクション))新婚のいろはさん(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
あっさり軽めな恋愛っぽいものを読みたい人には良いかも。
読了日:10月26日 著者:OYSTER

| 読書録 | 23:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新調する眼鏡

 子どもたちの昇段審査の応援に行って、
(お陰さまで、学校行事の延期で受けられなかった一人を除いて全員合格でした)
眼鏡のレンズが経年劣化で傷だらけになっているのに気がつきました。
こういうの、一度気になってしまうとそのままにしておくのは中々つらいのですよね。
結局、新しい眼鏡を新調しました。
以前と比べて、随分安くなったとはいえ、ド近眼には懐は中々手痛い。
人間の脳は視覚からの情報伝達は70%を超えるそうですから、背に腹は代えられませんがな。
とはいえ、度数は同じで、レンズの傷がない新しいものになっただけなのに快適この上ないですな。


 始めて読んだドナルド・キーン。
凄いなあ、外国の言葉をこれだけ理解して愛してくれるのは、有難いなあ。
独歩さんとその周りの自然主義の所を読みたくて借りてきたのだけれど、結局全部読んでしまった。
それぞれの作品に愛を持って褒めている所がいい。
日本人の批評家に難しい所のように思う。

私が以前、徳田秋声の『新世帯』を読んだのだが、
地味だし、鬱々としているし、主人公にもその奥さんにも一向共感できなくて
ちっとも面白くなかったのだけれど、
キーンさんの評論は「そういう褒め方もあるのか!」という良さの見出し方が上手くて、
感心しましたよ。

 とはいえ、文豪の妻として悪妻と名高い(近年見直され再評価されておりますが)
物書きでない漱石の妻に関しては、
欝でヒステリーが強く、漱石の手に余った、という書かれ方をされていたのですが、
漱石の神経耗弱振りを見ると仕方ないよ、というか、奥さんよくやったよ、などと思いましたぞナ。
漱石がひどい音痴だったのは有名な話ですが、
神経症の人は音に過敏で無駄に疲れ易いので、
客観的に音を拾えないのはそういうところもあったのかな、と思ったりなんだり。

 白樺派の終焉までの主な作家と作品を伝記のように書いていて、
そのそれぞれに面白かった感想があるのだけれど、
そのいちいちを書いていても退屈でしょうから、まあ、端折ります。
これは「近代・現代篇二」なのだけれど、芥川や「赤い鳥」「明星」辺りが出てきていないので、
次の巻位は読んでみるのもいいなあ…。
…などと思ってみたら、九巻まであるのね、コレ。
…ま、ちょっと他のも読みつつ、ね。

集英社
発売日 : 2013-06-05

で、今読んでいるのがコレ、『銀鉄』モノ。
高橋源一郎さんはこの所水が合うのか、読み始めて数行でぐいぐい引きずり込まれる感じで楽しい。
これ、563頁もあるので少々強敵ですが。

 坐る方は、また呼吸数100で20分超える位に戻ってきました。
でも全然集中していない。眠かったり無駄が省けなかったり。
それでもまあ、やらないよりマシ、と思って続けるようにしていますがね、質はひどく低い。
何の差でしょうな。

ちまちま毛虫描いていますよ。
始めた限りは、終わらせてやらんとイカンからね。
r852.jpg

 

| 読書録 | 19:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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神無月

えっ!? ・・・・・・10月?
…なんか今年はほんとにあぶくのように月日が消えていくなあ。

 息子が事故に遭って、退院して、「生活、なんか変わりました?」って聞かれた時に、
「いや、取り立てては何にも」って答えた気がするんだけど、

全然違うよ!

何だもう、生活一変しちゃってるよ。
何故それに気が付かなかったんだ、私。 
もうどっか麻痺してたんだな。と最近になって気が付いてきたんですが、
どう戻していいのか戻せるんだか、ちょっとよく分かりません。
何で5時に起きて間に合わないんだ。

 昨日、久しぶりに道場に行って、子どもたちと素振りして来ました。
ほぼ5ヶ月ぶり。
半分、息子の監視ね。
みんなで素振りして、月末土曜だったから着装練習やって、
5ヶ月ぶりに新人指導30分位やっただけなんだけど、ちょっと楽しかった。
可愛いな、子ども!

今新人指導お願いしている先生が「座学の方は出来なくて…」っておっしゃるので、
五戒のいっこ目と、静坐をちょっとやる。
「呼吸の数をゆっくり数えましょう。長く、ゆっくりね」
って言うんだけど、どうあっても「数が多い方が良いに違いない」と思うらしくて、
「止め」の後で回数を聞くんだけど、「34回!」「60回!」とか、
必ず、後で答える子の方が数が多くなる。
一番年かさの子が流石に「あれ?」と思ったらしくて、
「先生は何回だった?」と訊いて来た。
「私は、3回」
「さんかい!?」
可愛いな、ちくしょう。

9月の読書
読んだ本の数:5
読んだページ数:1118

東京の三十年 (岩波文庫)東京の三十年 (岩波文庫)
読み終わってしまった。生活がにじみ出ていて、激変の明治の様子がまざまざ分かる。先に死んだ独歩や眉山の話が何度も出てきて、生き残った者の悲哀というか、楽しかった時代の愛惜の念が感じられてしんみり楽しかった。
読了日:09月09日 著者:田山 花袋


故郷七十年 (講談社学術文庫)故郷七十年 (講談社学術文庫)
駄目だ、後半斜め読み。
柳田が勧めて書かせたという花袋の『東京の三十年』は有名になった作家の悩みや失敗や逡巡が見えて面白かったが、こちらはもう過ぎたことを振り返っているだけで、老翁の感情が枯れて書かれているので入り込みにくい。自分でも言っているが、交遊録などは自分も含め、「この有名人は知っていて当たり前」を前提に書かれているので、明治・大正に詳しくないと難しい。
彼の専門分野・土着の妖怪や文化史についての研究裏話はまだ読めた。
読了日:09月26日 著者:柳田 國男

つまんない つまんない (MOEのえほん)つまんない つまんない (MOEのえほん)
もう一歩、「つまんない」をぶち破る一手が欲しかった1冊。
読了日:09月28日 著者:ヨシタケ シンスケ


ねぇ、しってる?ねぇ、しってる?
お話は、よくある「お兄ちゃん寂しい」がテーマの本なのだけれど、絵がいい。実にいい。通常の見開き展開だけでなく、漫画のようにコマ送りでキャラクターが動いてゆく。ぬいぐるみのそら君との会話の場面はじんわりしてしまった。
読了日:09月28日著者:かさい しんぺい


大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)
面白かった。文学が繰り返し煉瓦の様に積み重ねられて進化して行く具合を仰ぎ見るようだった。上の方に行くほど(新しくなるほど)理解できないブロックもあったが、言葉の変化ってこんな風に見たことないから楽しかった。
読了日:09月30日 著者:高橋 源一郎

| 読書録 | 13:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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