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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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お知らせ

 この所コメント欄へのスパムが多くて面倒この上ないので、
コメント欄への書き込みを停止します。
書き込み楽しみにしておられる方がいらしたらゴメンね。

 

| 近況。 | 11:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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近況。

 この所『文壇よもやま話』(中公文庫)の佐藤春夫の回を読んでるんだけど、
品位の話をしてる。曰く

「…品格というものを学んで学べないもんじゃない。
人の気のつかんようなところに骨を折る事だと…。
つまり誠実が作品に行き渡るということじゃないですかね。
つまり、人の目に付くところばかり気をつけるんでなくて、
どこの隅から隅まで誠意が行き届いてるという事が
品位になるんだと思いますね。
そうすると心掛け次第で出来るという事ですかね。」

なんかこう、持田盛二先生の「剣道と気品」の話を思い出した。
素質の有る無に関わらず、身に着かない訳ではない、と。
優しいなあ、佐藤春夫。


 もういいかなあ、なんていろいろ思っていたんですが、
それどころでなくなりましてね。
何だか去年あたりからずっと生きるだけのことが落ち着かないなあ。
一度に来ないだけマシというものなのか。
暫く低浮上になります。

| 近況。 | 10:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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脈絡のない日々徒然。

 灼熱だったパソコン部屋に冷房が入ったらもう少しお絵描きできる筈!、
と勝手に思っておったのですが、気力的になかなかそうはいきませぬな。

絵を描くための気力って、なんと言い表したらよいのでしょうな。
画力、でも気力、でもないし画気力、とでもいおうか。

その分、少し前からやっている写本が100ページを超えました。
これは淡々と、気力の有無に関わらずできるので楽しいな。
あと150ページ近く。

ツルゲーネフの「けふり」(煙)を二葉亭四迷の全集版で読んでいますが、
きっついな。難易度が高くて閉口しています。
もう一旦返した方が良いのか。
見たことない旧字体が結構出ること(←ただしこれはいい辞書を買ったので難易度は軽減)
明治読みが多い。めっちゃ多い。
燦爛は、現代では「さんらん」と読みますが、「きらびやか」とわざわざルビ振ってあるとか、
愚痴 「ぐち」を「くだらない」と読ませたりする。
適当に翻訳できそうもないものはそのまま英文で書かれていたり
口で話した科白でなく思った感情は〈ワキ …〉で表現されるとか。
こういう翻訳の苦労を超えて今の翻訳文学があるんでしょうけれどもね。

店ちょーのお勧めの江戸川乱歩に手を出すべきか。

剣道の中村太郎先生の50周忌会に参加させて頂きまして、
戦前剣道事情とか色々お話伺ってこられたのが楽しかったですよ。

 脈絡なく日々をこなしておりまするよ。


| 近況。 | 11:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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桜桃忌

 何故太宰は没70年を騒がれて特集本が出ているのに、
独歩さんの没110周年は再販がないのだ、きー!

 人間何が怖いって、無気力症と己の不要論が正当化して来るほどやばいものはなく、
何でもいいから何かせねばと、
2次創作のワンドロに細々参加していたのですが、
こういう心境時に描いても「誰かにゴミと思われているに違いない」、
というのが強くなって何も描けなくなりましてな。

そうすっと他の人にメールの返事返すのも億劫になっていけませぬ。
書いては消しして形にならぬ。

どういう訳か最も誰の何の役にも立たない写本を始めまして、
これは役に立たないからこそ良いのか続いておりまする。

 少し前にそれなりのお値段で買った独歩『病床録』。
明治のご本なので、あんまり大きく開くと分解しそうなんよ。
以前 デジタルデータ で読んだ時は大正14年の再販本だったのですが、
今度のは明治43年の初版本なので、
余りに勿体無くて書き込みも出来ないのでね、
丸々書き写しておりますよ。

 以前読んだ時は難しい単語とかある程度すっ飛ばしていたんですが、
写すとなると流石に気になって、いちいち調べながら読んでおりまする。
旧字体の漢和辞典と国字の採用の多い漢和辞典と、広辞林と四字熟語辞典使いまわしておりまする。
昔の人はみんな頭が良かったんだな、くそー。

| 近況。 | 22:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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鎌倉文学館

51D85RTP3ZL.jpg 以前読んだこの本『日本文学盛衰史』が舞台化するというので、
鎌倉文学館で特集展示があり、土砂降りの中行って来ました。

306607.jpg
 お話は、独歩さんを始め、明治開けてすぐの文壇の人々の関係性を
明治と現代と行き来しながら編みこんでいく筋立てで、
まあ高橋節なので、花袋がAVの脚本を書くし、
啄木はテレクラ通いするし、
漱石先生は娘の為にたまごっち探すし、といった場面が出てくるので、
意味不明な人には意味不明かも知れんけど、私はスコブル面白かったんだよね。

道すがら、街中あちこちにこのポスターが貼ってありましたよ。

IMG_4557.jpg ちょっと小雨の入り口の坂。
近代建築史の授業で行ったことある筈なのに迷子になった私。

r869a.jpg 鎌倉文学館。元前田公爵邸。美しい。

 通常展示。
・「鎌倉文士の紹介」というのをやっていて、大仏次郎(本名・野尻 清彦)とあって、「ほほう、野尻抱影と同じ苗字。」
とか思っちゃったんですが、「弟だよ!」と不意に思い出す私。
・ここ暫しの文豪人間関係はゲームの影響が大きいんですが、
ゲームで「苦悩の人」として描かれる事の多い久米正夫が、
鎌倉パレードの仮装して屈託のない笑顔で写真に納まっているのを見て、
なんかちょっと幸せな気分になりましたな。
・この間、芥川が知人に宛てて書いた葉書に旧字体の「か」を使っていて、
この辺りまで旧字体のひらがなが通常使用されていたんだ、と思ったのですが、
萩原朔太郎も学生時代の詩に旧字体の「な」を使っていて、興味深かったですよ。
・この間読んだ『或る女』の生原稿の展示もあって、推敲の跡が見られて面白かったりとか。

特設展示
・うちの図書館(うちのゲーム内)に二葉亭氏はまだいらっしゃらないんですが、
二葉亭の扱いが良くて、今の日本文学だとなかなか手に入れるのが難しいレベルの作家なんですが、
丁寧に紹介されていて良かったですな。
あとに売店で『平凡』を見つけてかなり迷ったんですが、買わんで帰ってきて、やっぱり後悔している今頃。
・小説で読んだ筈なんだが、透谷と藤村が思っていたより親密で再発見したり。
・独歩さんの直筆手紙数点と、『欺かざるの記』初版本展示。
手紙の方は、お信さんに宛てた例の「ブロークンハート」のと、
最晩年の花袋を呼んでる葉書など。
この人は原稿も全部墨字なので、書いた言葉にもコクがあるんだよなあ、と惚れた弱み。
・花袋の手紙他。

・第2会場で漱石ら余裕派と、幸徳秋水事件と、啄木とか眉山とか。
作中で伊良子清白って詩人がいいなあ、と思っていたのですが、
その人の 作品集『孔雀船』 が展示されていてちとうれしかったなあ、とか。

 閲覧中、雷が鳴るような土砂降りになりましてな。
まあ、名近代建築の観光地でも有るし、お庭のバラ園を見に来たようなおばちゃんたちが
でっかい声で「この頃の人はねえ、短命でかわいそうよねえ。
そういえば○子さんとこのご主人が脳溢血で・・・」って延々喋っておられたのは閉口しましたが、
修学旅行中らしい高校生が、あくまで小声で
「きゃーっ!とーそんの直筆!生!うれしーっ」「あんた、あっちに『邪宗門』あったよ」「まじで!?」
って熱心に舐めるようにショーケース覗いてて、可愛かったですなあ。

 そのあとは一転していい天気。
IMG_4562.jpg 鎌倉の海。海なし県民には見えるだけで楽しい。
お屋敷からだともっとよく見えるのですが、館内撮影禁止なので。

IMG_4563.jpg ばら庭園の「白秋」

IMG_4565.jpg 「禅」

IMG_4567.jpg 「熱情」…私的に独歩さんぽいと思ったので。

IMG_4569.jpg 「ミラクル」…花袋っぽい。

IMG_4572.jpg 「ベルサイユのばら」

IMG_4575.jpg 雨上がりの庭園通路。

IMG_4579.jpg 珍しくご飯なんか撮ってみた。しらす丼。
道迷ってうろうろしていた時に親切に教えて下さったのでここにしました。
ここ暫し「満腹」っていう感じのないまま胃を壊すことが多かったので、
久しぶりに充足した食事でした。おいしかった。

r869b.jpg 戦利品。(何故この写真だけ横向くのか謎。スミマセヌ)
チラシ、もう一枚貰って来れば良かったな。

| 近況。 | 22:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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