おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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最近の読書

 お友達の蔵西さんの『月と金のシャングリラ』、最新号が更新されていますよ。
チベット僧の生活を丹念に綴った漫画です。面白いよ。

 久しぶりに読書録を。
一時漫画がぜんぜん頭に入らなくて密かに困っていたんですが、
最近ちょっと読めるようになって来た。
この所活字は国木田独歩祭です。誰か参加しない?
独歩さんいいよ。
やたら感想に「地味な作家」って書かれていて憤慨するんだけれども、
特に子どもの描き方がいい。
なんかこう、人に愛されて育った満たされている感じがいいねえ。

最近職場の人が、若い頃小川未明の研究をしていらしたとかで、
「風斗さん、児童文学好きなら未明読まなきゃ!」
というのでこちらもちっとかじってますよ。
昔、語尾が苦手な覚えがあって読めなかったんですが、今読むと何が苦だったのかまるで分からん。
なかなか近未来ファンタジーで面白いですなあ。

6月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:3714

MUJIN 無尽 4巻 (ヤングキングコミックス)MUJIN 無尽 4巻 (ヤングキングコミックス)
はー、とても面白かった。自分の境遇が不幸に見えて、より弱い立場の者を貶めていく小者の姿は、今のヘイトスピーチとか2次レイプする人と同じに見えた。そんでも、そういう所から毅然と立ち向かう人の姿も同時に描くのはとても小気味好くかっこ良かった。次巻も期待。
読了日:06月02日 著者:岡田屋鉄蔵

コミック 怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 八点鐘 (ミッシィコミックス)コミック 怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 八点鐘 (ミッシィコミックス)
偶然見つけて購入。いいないいな、久し振りのJET節。きらめく花の近代フランスと、禍々しさが相俟っている感じがとても良かった、満喫。
読了日:06月03日 著者:JET,モーリス・ルブラン

当世浮世絵類考猫舌ごころも恋のうち (POE BACKS)当世浮世絵類考猫舌ごころも恋のうち (POE BACKS)
読了日:06月06日 著者:紗久楽さわ

写真集よみがえる古民家―緑草会編「民家図集」写真集よみがえる古民家―緑草会編「民家図集」
素晴らしい写真集!この時代のものの割に非常に彩度が高く、暗部もきちんと見て取れる。又編集解説に廻った企画者が柳田国男と佐藤功一、武田五一と、そうそう足る面々である。満喫。
読了日:06月09日 著者:


女難 (青空文庫POD(シニア版))女難 (青空文庫POD(シニア版))
盲目の尺八吹きの回想録。幼少期の幸せな感じと、後年の無情さとの対比が秀逸。独歩の作品は子どもが出てくると、尽く幸せな感じで書かれるのが良い。
読了日:06月11日 著者:国木田独歩

牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (新潮文庫 (く-1-2))牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (新潮文庫)
独歩の作品は、時代もあるだろうが、死が身近にあるのだなあ、と思った。以前読んだ時にあまり感じなかった『牛肉と馬鈴薯』は後半とても良い。『岡本の手帳』とあわせて一つのお話になる。『酒中日記』『竹の木戸』は、生活に追われる余り、生き延びることを忘れる現代と何が違うのかと思って切なかった。『渚』は、『独歩病床録』(未収録)を読んでいると未完で、もっと沢山書きたかった話の欠片なのだと知れて勿体無く思った。
読了日:06月11日 著者:国木田 独歩


ムーン・ロスト(1) (KCデラックス)>新装版 ムーン・ロスト(2) <完> (KCデラックス)新装版 ムーン・ロスト(1・2) <完> (KCデラックス)
『ブルー・ホール』が、人間以外の生き物への尊崇の念が描かれていただけに、人間の都合で他の生命体を全滅させるかもしれない賭けに出る、というのはなんとも人間のご都合主義でもの寂しい気がした。
宇宙船など宇宙の描写については流石星野さんだなあ、という所。
読了日:06月13日 著者:星野 之宣


妖女伝説―初期型 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)妖女伝説―初期型 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)
面白かった。こういう歴史とファンタジーを混ぜ合せた話は大好き。「宗像教授」より好みだ。
読了日:06月18日 著者:星野 之宣


『維摩経』 2017年6月 (100分 de 名著)『維摩経』 2017年6月 (100分 de 名著)
たいそう面白かった。もっとずっと難しいもののように思っていたものが、入り口が低く分かり易く解説されている。禅の本などに出てくる仏教用語、挿話や概念を知るのにとても易しかった。
読了日:06月25日 著者:

青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 2 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 3 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 4 (ジャンプコミックス)青の祓魔師1~ 4 (ジャンプコミックス)
読了日:06月26日 著者:加藤 和恵



武蔵野 (岩波文庫)武蔵野 (岩波文庫)
正直、一番有名な表題作は単調で面白みに欠けた。文語体は読みづらいが、それが砕けてからの独歩の文章はとてもいい。「置土産」「源叔父」「鹿狩」が良かった。特に「小春」の、ワーズワースへの憧れは恋文を読むような心酔でわくわくした。
読了日:06月28日 著者:国木田 独歩

画の悲み画の悲み
独歩の描く少年の姿はどうしてこうも愛らしいんだろう。道徳の教科書よろしく卑屈な話になっていくのかと穿って見ていたが、とても優しい話だった。読者は後の「岡本」(岡本、は『牛肉と馬鈴薯』の主人公。モデルは独歩本人)を知るだけに、この結末は切ないな。
読了日:06月28日 著者:国木田 独歩

独歩病床録独歩病床録感想
ああ、とうとう読み終わってしまった。最晩年のこれは、急激に老成した僧侶のような思考の熟成を見せる。周囲の友人への愛と感謝は、「人たらし」と呼ばれただけのことはある。神経質で癇癪持ちというしいわれるが、これは人に愛されたろう、と思う。独歩の性質として、絶対的な人に対する愛情の深さは、独歩作品によく反映されていて、その理由がよく分かる本である。
読了日:06月30日 著者:国木田 独歩

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