おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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円周のない円

 ああもう、やっと書類出したぞ。
何でこう書類仕事苦手になったかな。

 以前ちょっとこじらせてから、訪問解析やら拍手やらを一切外してしまったので、
どんな人が読んで下さっているのかほとんど分からなくなりました。
木のウロにつぶやいているような気になっている所もあって、
結構以前の所を「感想を書いていたあの本のことですが」
などと言われると自分が書いた事乍らびっくりすることがありまする。

ともあれ、ここを読んで下さっている友人の一人が、
二段に合格したそうで、めでたいことですな。
ここ暫し全然道場に顔を出していない無作法者なので、
わざわざ連絡を下さったことが有難かったですよ。
どうもありがとう。

 それから、以前俳句を作っている友人がいて、
随分彼女の句会の本を借りて読んだりしました。
まあ私には作るほうの才も力もなくて、ただ、「あの人の何番目の句が良かったねえ、」
なんてノートに写したものを彼女に書き送って文通のようなことをしていました。
子どもがそれぞれ大きくなって、なかなか疎遠になっていたのですが、
先日から読んでいる抱影の『星恋』が良いものだから、
著者 : 野尻抱影
中央公論新社
発売日 : 2017-07-21

彼女に1冊送ったら、最新の句集が送られてきましてね。
専業主婦だった彼女が、料亭の女将さんになって、
以前のように句会に参加できる訳もない中、頑張って捻り上げている句が並んでいましてね。
嬉しかったので。

 初 蝉 の 眠 れ ぬ 夜 の 明 け 方 に
 ためらひは 無用 と 滝の落ちに け り




 この所はこれを読んでおりまする。
以前図書館で借りた文豪全集のものは抄録で、
一番読みたかった「TとK」の章がない、という残念な版だったのでわざわざ取り寄せたのでした。
やっとその「TとK」(田山と国木田)の章に入りましたよ。
時代でいうと、『欺かざるの記』のすぐ後で、傷心の独歩さんと、まだ恋に恋する花袋の友情記で、
理想に燃えて喧嘩しいしい、打てば返す二人の仲がこそばゆいほどかわいらしい。
それでもって、若くして死に向かう独歩さんを見つめる花袋の心許なさよ。
誰かこのせつなさをを共に語らんか。

 この所少々、ずっとアトピーが引きも切らぬ感じで、薬が放せません。
逆足で座禅組んでみたら良いんじゃないか、とか色々下手に工夫してみているんだけれども、
肚を据えにかかっているようで自分すら騙せていない。
陰な身体に拘っていると、余計な事まで不安定になりますな。
自分は今これだけ大変なんだ、とか無駄なことを誰かにほざきたくなりますが、
心配させたい訳じゃない。
こんだけ関わって下さる人がいる。
有難い。


「宇宙は至る所に中心があり、円周のない円である」 

| 近況。 | 00:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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