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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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弥生のまとめ

 後輩が大学が決まったというので報告に来ました。
久しぶり過ぎて心許なく後ろをうろうろしているので、
竹刀を一本渡したら水を得た魚の如くぶんぶん振っているので、
折角だから切り返しだけ受けました。
実に縁起のいい切り返しを受けさせて頂いたよ、嬉しいねえ。

 ゲームの文アルで有島武郎の『或る女』が出てきたので読み始めました。
葉子さん、冒頭から飛ばしているねえ。
非常に高慢で我儘な女として書かれているという話だったのですが、
いやいやどうして。波乱万丈の中を自分を失わずに生きようとする姿勢は悪くないですよ。
今の所はね。


3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1815

週刊ニッポンの国宝100 21 風信帖/迎賓館赤坂離宮[分冊百科] (2018年2/20号)週刊ニッポンの国宝100 21 風信帖/迎賓館赤坂離宮[分冊百科] (2018年2/20号)
書は、その文字自体の読解も時代を経ると困難な所が難しいのだが、その書体の採用にどういう意味があるのか説明されている所が少ないのが残念。
迎賓館については、どれも実に素晴らしい写真の採用が嬉しい。
迎賓館の関連年表の冒頭に「ジョサイア・コンドル来日」とあるのがいいじゃないか!
その後もコンドル先生の扱いが良くて嬉しいが、もうちっと東熊本人の人物像を紹介しても良かった気が。
読了日:03月05日 著者:


虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
うーん…。ゼロ年代SFは、
生きることに対する愛とか熱意をこそげ落としても
なお有る気力、が面白いんだろうけれど、
その分悲哀も削られているようで物足りない気がした。
他の方の感想を見ると絶賛の嵐なので、
私の読み取りが足りないんだろうなあ。
色々深読みしすぎた。
『ハーモニー』に入るかどうかはまだ思案中。
大勢が読んでいる本を読むと、反応があるのは面白い。
読了日:03月09日 著者:伊藤 計劃


砂の器〈上〉 (新潮文庫)砂の器〈上〉 (新潮文庫)
100de名著での紹介が面白かったので読み始めたら止まらない感じ。
ミステリー好きの上司曰く「ミステリー界の5本の指にはいる名作だ」。納得。
世界観、文化・社会の広がりといい、広域に跨る事に舌を巻く。下巻楽しみ。
読了日:03月17日 著者:松本 清張


砂の器〈下〉 (新潮文庫)砂の器〈下〉 (新潮文庫)
面白かった。「100分de名著」を見たので犯人は分かっていたのだが、それでもどういう展開になるのかずっとはらはらして読めた。今西刑事の人柄がいい。昨今のすぐ内部の裏切りに話が進む警察モノより、時代が生む悲劇を丁寧に拾い上げている具合が社会の弱者に寄り添っている感じがして、筆者の視線があたたかい。
後半、長文の事件解説が入るのだが、あまり苦にならなかった。
あっけない終わり方も潔くていい。
読了日:03月20日 著者:松本 清張


ゴールデンカムイ 13 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 13 (ヤングジャンプコミックス)
相変わらずの面白さ。「闇鍋ウェスタン」が、今回本当に「闇鍋」だった。
アシリパさん、どこで杉本を判別しているの…?大きく話が展開していく所。今後も楽しみ。
読了日:03月21日 著者:野田 サトル


死後 死後
文アル読書会。
まー、何とあっけらかんとした!死の前年に書かれたものだそうだが、『病床六尺』がおいしい食べ物と弟子達との交流の楽しさを書いているように、自分の死と棺桶の話をして居乍ら、とかく楽しそうで明るいのだ。
7年の病苦を笑いに変えるこの強さは驚愕である。
読了日:03月22日 著者:正岡子規


NHK歴史への招待〈第16巻〉剣客の時代 (新コンパクト・シリーズ)NHK歴史への招待〈第16巻〉剣客の時代 (新コンパクト・シリーズ)
取り上げられている主な項目は以下。塚原卜伝、寛永御前試合、千葉周作、榊原健吉。
時代小説の虚から事実を掘り出そうと検証する本書。
後半の榊原健吉について、特に静岡時代についての史料・伝記は非常に手に入りにくいので有難かった。
但し、出典・信憑性は限りなく不明。卜伝についても剣道経験者が現在の剣道と引き比べて語っている所が面白い。
読了日:03月23日 著者:


コンドル博士遺作集コンドル博士遺作集
コンドル先生の資料を読んでいると、必ずといっていいほどこの本の話が出てくる。
だが非売品で、稀少古書で、見ることは叶わないだろうと思っていた。
それが見られるなんて!デジタル国会図書館凄い。
現存しない建物のバリエーションが素晴らしい。
93コマに暁斎先生の額が出てくる。それも嬉しい。
読了日:03月28日 著者:コンドル博士記念表彰会

ザ・グレイ [DVD]
少し前に『狼に冬なし』(岩波少年文庫)を読んでいたので、雪原での狼の遠吠えは非常に恐ろしさを感じた。
眼に見える敵として狼が描かれているが、本当に怖いのは、自然の中に置かれた人間の無力さだ。
もっと生きたい人が死に、最も死にたいと思っていた人が生き残って行く皮肉。
他の人の評価が非常に低いのが不思議だが、私はとても面白かった。
(後日、『狼に冬なし』の翻訳が多喜二の盟友・中野重治だったことに気が付いてびっくりする。)
観了日:03月22日

あと、途中で『ちはやふる』の下の句見てます。
それなりに面白かった。
(ワタクシ一押しの原田先生が尺の都合上端折られているのでね、仕方ないんだけれども。)

それから、この間のドラマ『アンナチュラル』が大層面白かったです。
中堂先生役の井浦さんが荒っぽくて尖ってて、
物腰柔らかでゆったりした日曜美術館の井浦さんと正反対な印象な所がギャップ萌えでした。
素敵過ぎる。
これからの日曜日、何を楽しみにしたらよいのだ。
夫の意見で、同じ脚本家の作だという『逃げるは恥だが役に立つ』を今頃見始めましたよ。
第二話、田山花袋やんけ!『蒲団』やんけ!!
ガッキーがヒロインだと思っていましたが、源さんの方だったんですね。
少女マンガよろしく、所々今時そんな高級感あるかーい!と思う所もありますが
貧乏人の僻みね、ドラマなんだからそれもよしとして、お話はなかなか面白いですよ。

 さあ、新生活だ。
呑み込まれないように、淡々と坐りませうぞ。

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