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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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肩甲骨はがし

 実はここ暫し、顔面の痙攣が続いていて、実害は無いものの気が散りまする。
肩こりと頭痛から来るもんかなあ、と思って前から気になっていた
「肩甲骨はがし」なるものに行って来ましたよ。
名前が凄いじゃない、骨をはがすなんてさ。
初回限定30分割引、というのでお願いしてきました。
始めてすぐに、「これは、かなりな難敵なので、30分じゃ効果があまり出ないかもしれません・・・。」
と申し訳なさそうに言われる始末。
まあ、私の眼通と肩こりは鋼鉄筋金入りだからな。
特に眼の筋肉、首の後ろの付け根の部分は鉄球状でどうにもならなかったみたい。
基本的には、腕の位置を変えながら肩甲骨周りをゴリゴリもみ込んでいく感じ。
気持ち良かったですよ。
「延長しますか?」と言われたのですが、初めての所はもみ返しも怖いので30分でおしまいにして貰いました。
始める前と後に肩の柔軟さと前屈をみたのですが、
背中の後ろで手を繋げるとか、前屈して指が全部床に着くとか、
そういうのはあんまり変わんなかったかな。
(普通はあれだけやるともうちょっと違うらしいですよ)

 顔面痙攣の方は「ストレスでは?」って心配して頂くんだけど、
言うほどストレス(外的要因)なことって無いんだよな。
心配してそうやって声掛けて下さる人がいるだけで有難いじゃないか。
あとはまあ、去年が強ストレスな状態だったから開放されて反動が出てるのかもね。

 『或る女』 読み終わりましたよ。
長いので折りたたみで。


えっちィ、という話を聞いていたのでほのかに期待していたのですが、
(でも「清く正しく」「良心的インテリゲンチャ」「白樺」さんちの有島だよ?)とも思い、
なかなかそういう場面にならなかったのですが、真ん中位からが結構アレでしたな。
そういう意味では、「白樺」派っていうより、
本作は髪を掻き上げる指の形まで几帳面に書き記している所といい、
性的表現も含めてみっちり克明に書く自然主義文学の方に近い気がしました。
この作品に登場している作家・木部を、有島は多分自然主義作家として解釈しているから
作風をそう寄せたのかもしれませんが。

 主人公・葉子は、あちこちで悪女扱いされていますが、私はあんまりそう思わなかったですよ。
いい女か、って言われたら「NON!」ですけれども。
若さと家というものに自分の主軸が有った女が、その主軸を失って、
どこに主軸をおいたらいいのか惑う話に見えました。
女性に職のない時代に、女独りで家族を養えないから周りを巻き込む。
その巻き込み方が相手の情を絡め執るやり方なので、
主軸が無くなると自分にブーメランで返ってくる。
倉知を繋ぎ止めたくて躍起になる辺りは『卒塔婆小町』みたいだと思って読んでました。
後半、身体を壊してから1行ごとに性格がころころ変る狂気に至ってからは、『アンナ・カレーニナ』のようでしたよ。
葉子の不安定さは有島自信が持ってたもののようで、あとがきの有島の考察で、
男にも女にも惚れっぽく不安になりやすいさまが説明されていて、うんうん、と思いました。
いい話じゃ全然無かったですが、嫌いな話じゃなかったな。

 友人がめっさ若い頃にこれ読んで面白かったよー、
と言っていたのですが、私は学生時代じゃこれ、楽しめなかったと思うなあ。

| 近況。 | 19:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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