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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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今頃7月の読書録。

無事に合宿も行って来ましたよ。
自分の所でだったら剣道は出来る程度に復活してきました。
私の場合、これは身内過ぎて大丈夫、とか言い難い気もしまするがね。
子どもたちは可愛いんだ、まあただの親ばかですよ。

7月の読書
読んだ本の数:4

悠々荘『悠々荘』
国木田独歩の息子の旧宅を題材にしたものだということで読んでみた。実際の場所を知っている人ならいろいろ思いを馳せて面白かったかもしれない。
というか、そこまで思いを馳せるほど芥川は独歩さん好きだったんだなあ、と思わせられる。
読了日:07月04日 著者:芥川 龍之介

国木田独歩 (Century Books―人と作品)『国木田独歩』 (Century Books―人と作品)
人物史と作品解説について書かれた本。人物史の丁寧さと愛情の深さが感じられる所が良い。作品解説については執筆順、初掲載誌など詳しく、あらすじの掲載も適切で好感。
読了日:07月07日 著者:本多 浩

はつ恋 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)『はつ恋』 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)
独歩さんがお勧めしていたので読んでみた。びっくりするほど国木田独歩だった。(勿論こっちの方が先なんだけど。)冒頭のストーブを囲んでの始まりの所は『牛肉と馬鈴薯』のよう、人生観を語る所が恋愛観を語る所になり、叙情的な、悲哀の部分はそのままだった。(あとがきにあるツルゲーネフのみにある哲学的な叙情、はよく分からなかったが。)
途中、主人公のどっちつかずな中途半端さにイラっとしたが、まあ16歳という歳では仕方ないかとも思われ。
これなら他の作品、後期の『煙』も是非読んでみたい。

読了日:07月20日 著者:ツルゲーネフ

心に太陽を持て (新潮文庫)『心に太陽を持て』 (新潮文庫)
吉野源三郎と同じにおいがする、と思ったら盟友だった。世界各国の有名無名の偉人・高徳の人々を紹介している。こういう世界の幅の広さを日本の児童文学は持っていた筈なのだが、現代の自国ばっかりよいしょする風潮はいったいどうしたことだろう。
本書は、有三の「君たちはいつかきっとこういう人たちになれる」という信念が見える。子どもだって、こんなに信頼されたら返さない訳には行くまい、と思える優しさだ。
「パナマ運河物語」「スコットの南極探検」「製本屋の小僧さん」が特に面白かった。
読了日:07月27日 著者:山本有三

他に映画で
15時17分、パリ行き
クリント・イーストウッド監督作品。アクションのコーナーにあったし、もっとどろどろしたものを思っていたのだが、観た後の感想はさわやかで誇らしかった。主役3人の友情がずっと続く所がいい。

ブリッジオブスパイ
以前、友人の漫画家・蔵西さん(『月と金のシャングリラ』連載中)にお勧めされたもの。口先3寸で国家を相手にする保険屋サンの話。ちょっと違うけど、ずっと映画『ホテルルワンダ』が頭にあった。あのお父さんもホテルマンとして口先三寸で世紀の集団虐殺に立ち向かうのだ。
アクション大作、ヒーローモノはスカッとするかもしれないけど、もうそろうるさくなくていい。淡々、こつこつ、こういう人をつぶさに取り上げて欲しいと思うのだった。

TVドラマ『掟上今日子の防備録
毎回1話完結で綺麗にまとまる所が面白かった。主人公と主役のキャラクター性が際立っていていい。あとカフェのマスター、ミッチーの存在も。

 それから、三省堂の『漢辞海』というのを買いました。
漢和の上に当たる辞書で、内容がよく分からなかったので二の足踏んでいたのですが、
これはいい。
明治文学読むのに絶好でっせ。

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