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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

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すっぽり。

 今発売中の『婦人公論』5/28号に岸谷香ちゃんが談を寄せていて、
岸谷家と家族のやり取りの話しで、なんかその付き合い方が
「ああいいな、この人はいつまでも自分をゆるがせないんだなあ」
と思ったのでした。

 私にとっては岸谷香ちゃんは月曜ラジオのパーソナリティで、毎週楽しみにしていた。
幅広いジャンルに興味のある人で、
今日のゲストお勧めの1品とともに「かんぱーい!」ってする居酒屋風の空気が楽しかった。
今だってあの時録音したテープが残っていたりする。
・・・いや、ラジオ中だってプリプリの曲は流れてたよ?
どこかで「プリンセスプリンセスの」、と説明もしていた気もしないではないんだが、
どういう訳かすっぽり私の中ではそこは抜けていて、
あれだけ街中にプリプリの曲が流れていた時代に、
香ちゃんが伝説のバンドのボーカルだって知ったのは、
実は番組が終わり近くになってからだった。

「なぜ!?」って驚かれるんだが、私はそういうことが、時々ある。

 上村松園の絵のドラマチックさにはまっていたら、
「あれは題材がお能なのよ。松園さんは謡をやっていたからね」
と若い頃謡をやりこんだ祖母に言われて、お金を貯めてはお能を観に行った。
結婚してからは、今度は社会人講座でお能の解説を受けに行ってた。
貧乏してから勉強は止まって間が開いて数年後。

松山ケンイチ主演の大河ドラマ、『平清盛』を見ていたら何だか聞いたことのある単語がぽろぽろ出てくる。
「俊寛」なんて、お能のネタに出てくる人と同じ名前じゃん、はっはっは。
・・・元ネタだよ!
鹿ケ谷の陰謀の回を見るまで全くそれに思い至らず、すっぽり抜け落ちていたのだった。
『平家物語』と『源氏物語』なんてお能の元ネタ2大拠点だよ、と気が付くまで何年要するのだ私。
そして出産予定日2日前の公演で泣く泣く逃した、
一度は生で見てみたいとずっと思っていた『熊野』も
『平家物語』の出典でございました・・・。

 そんな訳で、今月の「100分de名著」が『平家物語』能楽師の先生が読んで下さっていて
なかなか楽ししゅうございまする。

 死ぬ前に気が付いてよかったね、っていうのと
お前、他にもすっぽり抜け落ちて繋がっていないでいるの山ほどあるぞ、っていうのと。

| 近況。 | 14:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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