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おひさまのかたち

日々つれづれ。剣道・読み語りなど

 今年の1番!

 ○あなたの「今年の1番!」なんですか?
 ・あなたを今年元気にしてくれた作品、小説・漫画・ドラマ・音楽・映画・舞台・展覧会、何でもいいです。
 ・初出が今年でなくても、あなたが今年出会って楽しんだものであれば新旧問いません。
 ・楽しんだ状況、理由、お勧めポイント等、簡潔に詳しく教えて頂けると嬉しいです。
 後日、適当にまとめて発表します。ご協力よろしう。

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独歩誕生日

 独歩さんが147回目の誕生日だというのでこの所の独歩さんのお勧め作品を。

デジタル図書館 か、
筑摩書房『明治文學全集 66 國木田獨歩集』で読めます。

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 そんでもって、私に国木田独歩熱を再発させた親友・田山花袋の『丘の上の家(KとT)』が、
本日青空文庫で公開されました。イエー!

是非読んで。

| 面白かった作品 | 21:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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脈絡のない日々徒然。

 灼熱だったパソコン部屋に冷房が入ったらもう少しお絵描きできる筈!、
と勝手に思っておったのですが、気力的になかなかそうはいきませぬな。

絵を描くための気力って、なんと言い表したらよいのでしょうな。
画力、でも気力、でもないし画気力、とでもいおうか。

その分、少し前からやっている写本が100ページを超えました。
これは淡々と、気力の有無に関わらずできるので楽しいな。
あと150ページ近く。

ツルゲーネフの「けふり」(煙)を二葉亭四迷の全集版で読んでいますが、
きっついな。難易度が高くて閉口しています。
もう一旦返した方が良いのか。
見たことない旧字体が結構出ること(←ただしこれはいい辞書を買ったので難易度は軽減)
明治読みが多い。めっちゃ多い。
燦爛は、現代では「さんらん」と読みますが、「きらびやか」とわざわざルビ振ってあるとか、
愚痴 「ぐち」を「くだらない」と読ませたりする。
適当に翻訳できそうもないものはそのまま英文で書かれていたり
口で話した科白でなく思った感情は〈ワキ …〉で表現されるとか。
こういう翻訳の苦労を超えて今の翻訳文学があるんでしょうけれどもね。

店ちょーのお勧めの江戸川乱歩に手を出すべきか。

剣道の中村太郎先生の50周忌会に参加させて頂きまして、
戦前剣道事情とか色々お話伺ってこられたのが楽しかったですよ。

 脈絡なく日々をこなしておりまするよ。


| 近況。 | 11:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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今頃7月の読書録。

無事に合宿も行って来ましたよ。
自分の所でだったら剣道は出来る程度に復活してきました。
私の場合、これは身内過ぎて大丈夫、とか言い難い気もしまするがね。
子どもたちは可愛いんだ、まあただの親ばかですよ。

7月の読書
読んだ本の数:4

悠々荘『悠々荘』
国木田独歩の息子の旧宅を題材にしたものだということで読んでみた。実際の場所を知っている人ならいろいろ思いを馳せて面白かったかもしれない。
というか、そこまで思いを馳せるほど芥川は独歩さん好きだったんだなあ、と思わせられる。
読了日:07月04日 著者:芥川 龍之介

国木田独歩 (Century Books―人と作品)『国木田独歩』 (Century Books―人と作品)
人物史と作品解説について書かれた本。人物史の丁寧さと愛情の深さが感じられる所が良い。作品解説については執筆順、初掲載誌など詳しく、あらすじの掲載も適切で好感。
読了日:07月07日 著者:本多 浩

はつ恋 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)『はつ恋』 (1952年) (新潮文庫〈第478〉)
独歩さんがお勧めしていたので読んでみた。びっくりするほど国木田独歩だった。(勿論こっちの方が先なんだけど。)冒頭のストーブを囲んでの始まりの所は『牛肉と馬鈴薯』のよう、人生観を語る所が恋愛観を語る所になり、叙情的な、悲哀の部分はそのままだった。(あとがきにあるツルゲーネフのみにある哲学的な叙情、はよく分からなかったが。)
途中、主人公のどっちつかずな中途半端さにイラっとしたが、まあ16歳という歳では仕方ないかとも思われ。
これなら他の作品、後期の『煙』も是非読んでみたい。

読了日:07月20日 著者:ツルゲーネフ

心に太陽を持て (新潮文庫)『心に太陽を持て』 (新潮文庫)
吉野源三郎と同じにおいがする、と思ったら盟友だった。世界各国の有名無名の偉人・高徳の人々を紹介している。こういう世界の幅の広さを日本の児童文学は持っていた筈なのだが、現代の自国ばっかりよいしょする風潮はいったいどうしたことだろう。
本書は、有三の「君たちはいつかきっとこういう人たちになれる」という信念が見える。子どもだって、こんなに信頼されたら返さない訳には行くまい、と思える優しさだ。
「パナマ運河物語」「スコットの南極探検」「製本屋の小僧さん」が特に面白かった。
読了日:07月27日 著者:山本有三

他に映画で
15時17分、パリ行き
クリント・イーストウッド監督作品。アクションのコーナーにあったし、もっとどろどろしたものを思っていたのだが、観た後の感想はさわやかで誇らしかった。主役3人の友情がずっと続く所がいい。

ブリッジオブスパイ
以前、友人の漫画家・蔵西さん(『月と金のシャングリラ』連載中)にお勧めされたもの。口先3寸で国家を相手にする保険屋サンの話。ちょっと違うけど、ずっと映画『ホテルルワンダ』が頭にあった。あのお父さんもホテルマンとして口先三寸で世紀の集団虐殺に立ち向かうのだ。
アクション大作、ヒーローモノはスカッとするかもしれないけど、もうそろうるさくなくていい。淡々、こつこつ、こういう人をつぶさに取り上げて欲しいと思うのだった。

TVドラマ『掟上今日子の防備録
毎回1話完結で綺麗にまとまる所が面白かった。主人公と主役のキャラクター性が際立っていていい。あとカフェのマスター、ミッチーの存在も。

 それから、三省堂の『漢辞海』というのを買いました。
漢和の上に当たる辞書で、内容がよく分からなかったので二の足踏んでいたのですが、
これはいい。
明治文学読むのに絶好でっせ。

| 読書録 | 22:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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今更乍ら水無月の読書録

6月の読書

日本文学盛衰史 (講談社文庫)日本文学盛衰史 (講談社文庫)
舞台版観劇の前に再読。非常に楽しかった。これがどう舞台化するのか楽しみ。
鎌倉文学館の展示も非常に良かった。
読了日:06月06日 著者:高橋 源一郎
8月に続編が出るそうで、文庫版で買ってしまった私は、
文芸書版で買うか否か、迷っている。


あきちゃった!あきちゃった!
夏の読み聞かせ用。定番の鳴き方しかしなかった鳥たちが次々と…。好評。
絵の単調さと分かり易さがいい。あと、落ちも。
小説家・いしいしんじのおすすめ本。
読了日:06月28日 著者:アントワネット ポーティス


10才のころ、ぼくは考えた。 (月刊たくさんのふしぎ2018年6月号)10才のころ、ぼくは考えた。
読んだ。素晴らしくよい。インパクトが強過ぎてまだ感想は書けない。時間置いて再読してから。
読了日:06月28日 著者:下西風澄

面白いのは、「10歳の頃考えた」ことではあるけれども、書いているのは大人になってからの「今」だ。
子どもの成長なんて身体が先に成長する子も、言語分野、数の理解、体力、記憶中枢、
さまざまな要素が均等に顕在化する訳ではない。
それを踏まえた上で、今、10歳の子どもがどれだけこれに寄り添えるだろうか、などと思いながら読んだ。
転生したら、異国の石として暮らしたい、と言った友人が居る。
石に意志は有るのか否か。


文人暴食 (新潮文庫)文人暴食 (新潮文庫)
非常に面白かったものとそうでないものと。自然主義文学者に対しては見方が冷たいように感じるのは私だけか?筆者の文学に対する愛情が楽しいのだが、どうしてもその偏りが出るのは致し方ないか。心平さんの章はよかった。
読了日:06月28日 著者:嵐山 光三郎

 冒頭の、『日本文学盛衰史』の舞台を観に行きました。
一見しただけの舞台をうろ覚えで感想描いたのですが、
ジャンル外の方達からも見て頂いたようなので、
…というか、私が描く漫画などよりよっぽど見て頂いたようなので、
一応こちらにも上げておきますね。

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| 読書録 | 10:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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桜桃忌

 何故太宰は没70年を騒がれて特集本が出ているのに、
独歩さんの没110周年は再販がないのだ、きー!

 人間何が怖いって、無気力症と己の不要論が正当化して来るほどやばいものはなく、
何でもいいから何かせねばと、
2次創作のワンドロに細々参加していたのですが、
こういう心境時に描いても「誰かにゴミと思われているに違いない」、
というのが強くなって何も描けなくなりましてな。

そうすっと他の人にメールの返事返すのも億劫になっていけませぬ。
書いては消しして形にならぬ。

どういう訳か最も誰の何の役にも立たない写本を始めまして、
これは役に立たないからこそ良いのか続いておりまする。

 少し前にそれなりのお値段で買った独歩『病床録』。
明治のご本なので、あんまり大きく開くと分解しそうなんよ。
以前 デジタルデータ で読んだ時は大正14年の再販本だったのですが、
今度のは明治43年の初版本なので、
余りに勿体無くて書き込みも出来ないのでね、
丸々書き写しておりますよ。

 以前読んだ時は難しい単語とかある程度すっ飛ばしていたんですが、
写すとなると流石に気になって、いちいち調べながら読んでおりまする。
旧字体の漢和辞典と国字の採用の多い漢和辞典と、広辞林と四字熟語辞典使いまわしておりまする。
昔の人はみんな頭が良かったんだな、くそー。

| 近況。 | 22:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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皐月読書録

 もう6月になったことに気づかなんだ。

5月の読書まとめ。
読んだ本の数:7
読んだページ数:1256

神童の死 (青空文庫POD)神童の死 (青空文庫POD)
読了日:05月05日 著者:北原 白秋
子どもの勘違いから起こる痛ましい事件の記録。
こういうの、ネットを錯覚した子どもとかで今でも起きそうで怖いと思った。


文人悪食 (新潮文庫)文人悪食 (新潮文庫)
食べることは生き方に直結する。そのままガソリンの種類なのだ。どの文豪も特殊に見えるが特殊でない生き方なんてないのだと思える。自分で調理する作家の生産と回収の完結している具合が特に面白い。
読了日:05月09日 著者:嵐山 光三郎

明治東京歳時記明治東京歳時記
膨大な資料の山。明治初期の作家の作品からつぶさに当時の生活風俗を拾い上げ、実際の場所と照らし合わせる評論。この所だいぶ読むようになったが、それでも名前しか知らない作家からの引用もあり、筆者の博識が窺われる。
引用多数な作家として、花袋、鏡花、子規、鴎外、荷風、谷崎など。
今よりもっと不便で不自由だった時代の庶民の楽しみがここにある。
読了日:05月14日 著者:槌田 満文

ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)この外伝シリーズが始まってから、過去に色々付け足さなくていいじゃないか、と思って読めなかった。これはやっと本編のベルばらの後を描いていて、昔池田先生が描きたかったというフェルゼンのその後、『エロイカ』で描かれなかった部分に言及されていて、ちょっと良かった。
…まあ、ジェロ様の件は冗句として受け止めるとしてさ。
読了日:05月25日 著者:池田 理代子

火事とポチ (青空文庫POD)火事とポチ (青空文庫POD)
これは駄目だ、泣いてしまう。今とペットとの付き合い方の違う時代の話なんだけど、それでも泣ける。ポチ、いい子。
読了日:05月28日 著者:有島武郎

テガミテガミ
労働者の貧困を切々と訴える話。殆ど漢字を使わず、カタカナだけで書かれているのが、当時のそういう知識層に訴えているのだろうな、と思った。無着成恭の『山びこ学校』を彷彿とした。
読了日:05月30日 著者:小林 多喜二

眼
プロレタリア文学独特の専門用語があって、世界観が難しい。思想が血縁を超える、という話。
読了日:05月30日 著者:徳永 直


著者 :黒澤明監督作品
東宝
発売日 : 2003-01-21
非常に面白かった。貧富の差と社会の高低を上手に描いている。天使のような医師はアル中で、仁義を通す硬派なやくざは病に恐怖して弱く、病弱な女学生は最後まで学業を貫く。社会の触れ幅を丁寧に描いている。時間的まとまりも良い(98分)し、とても観易かった。

| 読書録 | 11:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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鎌倉文学館

51D85RTP3ZL.jpg 以前読んだこの本『日本文学盛衰史』が舞台化するというので、
鎌倉文学館で特集展示があり、土砂降りの中行って来ました。

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 お話は、独歩さんを始め、明治開けてすぐの文壇の人々の関係性を
明治と現代と行き来しながら編みこんでいく筋立てで、
まあ高橋節なので、花袋がAVの脚本を書くし、
啄木はテレクラ通いするし、
漱石先生は娘の為にたまごっち探すし、といった場面が出てくるので、
意味不明な人には意味不明かも知れんけど、私はスコブル面白かったんだよね。

道すがら、街中あちこちにこのポスターが貼ってありましたよ。

IMG_4557.jpg ちょっと小雨の入り口の坂。
近代建築史の授業で行ったことある筈なのに迷子になった私。

r869a.jpg 鎌倉文学館。元前田公爵邸。美しい。

 通常展示。
・「鎌倉文士の紹介」というのをやっていて、大仏次郎(本名・野尻 清彦)とあって、「ほほう、野尻抱影と同じ苗字。」
とか思っちゃったんですが、「弟だよ!」と不意に思い出す私。
・ここ暫しの文豪人間関係はゲームの影響が大きいんですが、
ゲームで「苦悩の人」として描かれる事の多い久米正夫が、
鎌倉パレードの仮装して屈託のない笑顔で写真に納まっているのを見て、
なんかちょっと幸せな気分になりましたな。
・この間、芥川が知人に宛てて書いた葉書に旧字体の「か」を使っていて、
この辺りまで旧字体のひらがなが通常使用されていたんだ、と思ったのですが、
萩原朔太郎も学生時代の詩に旧字体の「な」を使っていて、興味深かったですよ。
・この間読んだ『或る女』の生原稿の展示もあって、推敲の跡が見られて面白かったりとか。

特設展示
・うちの図書館(うちのゲーム内)に二葉亭氏はまだいらっしゃらないんですが、
二葉亭の扱いが良くて、今の日本文学だとなかなか手に入れるのが難しいレベルの作家なんですが、
丁寧に紹介されていて良かったですな。
あとに売店で『平凡』を見つけてかなり迷ったんですが、買わんで帰ってきて、やっぱり後悔している今頃。
・小説で読んだ筈なんだが、透谷と藤村が思っていたより親密で再発見したり。
・独歩さんの直筆手紙数点と、『欺かざるの記』初版本展示。
手紙の方は、お信さんに宛てた例の「ブロークンハート」のと、
最晩年の花袋を呼んでる葉書など。
この人は原稿も全部墨字なので、書いた言葉にもコクがあるんだよなあ、と惚れた弱み。
・花袋の手紙他。

・第2会場で漱石ら余裕派と、幸徳秋水事件と、啄木とか眉山とか。
作中で伊良子清白って詩人がいいなあ、と思っていたのですが、
その人の 作品集『孔雀船』 が展示されていてちとうれしかったなあ、とか。

 閲覧中、雷が鳴るような土砂降りになりましてな。
まあ、名近代建築の観光地でも有るし、お庭のバラ園を見に来たようなおばちゃんたちが
でっかい声で「この頃の人はねえ、短命でかわいそうよねえ。
そういえば○子さんとこのご主人が脳溢血で・・・」って延々喋っておられたのは閉口しましたが、
修学旅行中らしい高校生が、あくまで小声で
「きゃーっ!とーそんの直筆!生!うれしーっ」「あんた、あっちに『邪宗門』あったよ」「まじで!?」
って熱心に舐めるようにショーケース覗いてて、可愛かったですなあ。

 そのあとは一転していい天気。
IMG_4562.jpg 鎌倉の海。海なし県民には見えるだけで楽しい。
お屋敷からだともっとよく見えるのですが、館内撮影禁止なので。

IMG_4563.jpg ばら庭園の「白秋」

IMG_4565.jpg 「禅」

IMG_4567.jpg 「熱情」…私的に独歩さんぽいと思ったので。

IMG_4569.jpg 「ミラクル」…花袋っぽい。

IMG_4572.jpg 「ベルサイユのばら」

IMG_4575.jpg 雨上がりの庭園通路。

IMG_4579.jpg 珍しくご飯なんか撮ってみた。しらす丼。
道迷ってうろうろしていた時に親切に教えて下さったのでここにしました。
ここ暫し「満腹」っていう感じのないまま胃を壊すことが多かったので、
久しぶりに充足した食事でした。おいしかった。

r869b.jpg 戦利品。(何故この写真だけ横向くのか謎。スミマセヌ)
チラシ、もう一枚貰って来れば良かったな。

| 近況。 | 22:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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4月の読書まとめ

4月の読書
読んだ本の数:3

罪と罰 (まんが学術文庫)罪と罰 (まんが学術文庫)
絵が綺麗で細かいことと、訴えるものが強いかどうかはまた別の話なのだな、と。ロシアの独特な寒さ、民族性、時代や世界観が伝わりにくかった。ただ、長編で挫折し易いこの作品を1冊に纏め上げた力は凄い。
この手の漫画化作品は、どうして漫画家の名前を外からでも分かるように表記しないのだろう。「創刊の辞」に「まんがは素晴らしい媒体です」とあるのに、作者の名を明記しないのはまんがを尊敬していないとしか思われない。
読了日:04月16日 著者:


現代日本文学大系〈35〉有島武郎集 (1970年)現代日本文学大系〈35〉有島武郎集 (1970年)
主人公・葉子は、あちこちで悪女扱いされていますが、私はあんまりそう思わなかったですよ。
いい女か、って言われたら「NON!」ですけれども。
若さと家というものに自分の主軸が有った女が、その主軸を失って、どこに主軸をおいたらいいのか惑う話に見えました。
主軸が無くなるとその不安定さが自分にブーメランで返ってくる。
その自信があった頃の気力が造る虚無の足場の無い不安定さはリアルで、自分の中にもある感じがする所が嫌いになれなかった。
読了日:04月21日 著者:


よつばと!(14) (電撃コミックス)よつばと!(14) (電撃コミックス)
絵は恐ろしく正確で綺麗。よつばちゃんが巻を追うごとに普通の「いい子」になっていく様が寂しい。
読了日:04月29日 著者:あずま きよひこ

| 読書録 | 18:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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